「整理収納アドバイザー1級」に合格、自信を持ってお客様にアドバイスできます！

はじめに・・・「整理収納アドバイザー」という資格をご存知ですか？当初、私はこの資格について良く知りませんでしたが、担当していたキュラーズ中野店でのイベントで知ることになりました。このイベントは、キュラーズ中野店オープンの目玉として、近隣のお客様に参加していただく「整理収納セミナー」です。
講師の方は、「整理収納アドバイザー1級」という有資格者で、お客様宅や企業などで困っている方を実際に助けて、現場ベースでお片付け作業を経験されている方で、講義はとてもわかりやすく興味の持てる内容でした。

テレビや書店などで「お片付け、整理・収納」等々のワードは良く話題なっていたので、目に触れる機会があり、「断捨離」や「ミニマリスト」のような言葉が流行り、タレントの収納王子さんとか、アメリカでも有名なお片付けコンサルタントさんを見て、「お片付け」とは、おもしろそうだなと思っていました。
そして、新店舗イベントを通して「お片付けとは・・こんなやり方があったのか！」と感じる内容だったことに大変驚き、セミナー終了後は、「すぐに片付けしたい！」という気持ちになりました。
それから、自身も整理・収納をより深く理解し、仕事に直結出来ればと考えるようになり、資格取得に向けて動き出しました。

どれを欠いても1級の合格は出来ないため、段階を踏みながら勉強しました。このレポートで学んだことをすべて表現することはできませんが、1級合格を通して強く記憶に残っていることをここに報告します。
まず、2級に合格してから、次に1級合格の第一ステップで、1級予備講座を受講しました。およそ40名の参加者がいました。年代は若い方で20代～60代くらいの女性が多かったです。男性も数名いて、地方からわざわざ上京し参加している方もいました。
受講の目的は様々で、知識として有益で仕事に直結できるので受講している方、自己啓発、企業が推奨する資格のため受講している方などがいらっしゃいました。業界別では、金融業、不動産業、住宅メーカー、小売業、福祉関係などに所属しているようでした。
講座では、基本内容を受講し、グループワーク、ディスカッション、意見交換したりと多岐に渡る内容で、終日みっちり勉強しました。別の業界の方との交流も図ることが出来たため良かったと思います。

さて、お片付けは日常的に行っている作業で、何気なく行う作業でも、実は「お片付けとはこんな理論がある！！」「こんな方法もある！！」「こんな考え方もある！！」ことをセミナー通し学習しました。
私も主婦なので、家事やある程度の片付けはやってきたつもりでいましたが、「整理・収納」には、「理論」があることに衝撃を受けたのを記憶しています。とにかくびっくりしました。「え？！たかが片付けなのに・・・そんな理論があるのか・・・！！と・・」1級では、ただ片付けの技術だけあってもだめです。
ファシリテーション（容易にする、助ける、労働を軽減する、促進するなどの意味です。）ができなければなりません。
これは、問題解決や合意形成を促進するための技術としてアメリカで生まれたものです。

クライアントのためにヒアリングしやすい環境を作り、意見を引き出し、意見を整理し、総合的に意見をまとめ合意を形成し、どうしたいのかを最終的にクライアントが決める。
1級アドバイザーはプロとして助言、提案はしますが、誘導したり示唆したりしません。クライアントが自発的に整理収納を行えるように動機づけすることが重要です。

そのためには、「何のために整理収納するのか？」という目的を明確にし、「どんなくらしにしたいのか？」目標を引き出します。目標は一つに絞る必要はなく複数あっても良いのです。整理収納に興味のない人の関心を促し、できない理由に気が付き、整理した結果メリットを考え、出来なかったことによるデメリットも考える。
最終的に自然と整理収納のアクションが起こせるように促す役割があります。「これって、仕事にすごく直結する！」と心から感動した覚えがあります。

1級合格までには、それぞれの講座や試験を受けてから合格発表までに3ヶ月ほどかかることもあり時間がかかりましたが、この試験を通じて役立つ知識が増えました。やっと現場での整理収納作業も行えるようになったため、引き続き情報収集を行いながら知識や経験を増やし仕事に役立てたいと思います。