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こちらは「週刊ビル経営」2014年1月6日号より引用したものです。 インタビュー:株式会社キュラーズ IT部ディレクター アーロン・ファーニー氏
ビル1棟をトランクルームとして運営している当社の場合、これまでは24時間空調と共用部の照明が常に稼動しており、エネルギー負担は膨大でした。そのため、当社では平成20年頃から施設の省エネ化を進めてきました。 照明のLED化をはじめ、人感センサーによる照明のコントロール、さらに、空調の自動制御を行うBEMSを導入しました。
トランクルームに収納された荷物を管理する上で重要なのは、カビの発生を防ぐために室内の温度・湿度を一定に保つことです。この条件を満たしながら省エネを進めるためにはBEMSによる空調制御が最適です。 室温によってオン・オフを切り替えるようにプログラミングし、さらに、フロア単位で空調の稼働状況を切り替えることができるため、電力の総量とデマンド共に削減することが可能になりました。省エネ化の取り組みを進めた結果、平成20年度の年間の電気代は30%以上の削減を達成しました。 また、現在、店舗数は48店舗まで増えましたが、年間の電気代は4年前と同水準で推移しています。そして、大幅に電気代を削減できるため、投資回収期間は2年~3年程度で収まっています。今年中には全店舗でBEMSを導入し、来年第一四半期中には全店舗の共用部にLED照明を導入する予定です。 今後はBEMSを生かした更なる省エネを進め、利用者の満足度を高めていければと考えています。
BEMS(ベムス、Building Energy Management System)とは 建物全体のエネルギー設備を統合的に監視し、自動制御することにより、省エネルギー化や運用の最適化を行う管理システム。空調設備や照明設備などをネットワークに接続して一元管理する。いわゆるスマートビルの中心となる技術である。
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