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整理収納アドバイザー/お部屋と心のカウンセラー 中山真由美(なかやままゆみ)
日本テレビの「深イイ話」やNHK「あさイチ」にも出演した、今注目の整理収納アドバイザー。その他テレビ・雑誌にも多数取り上げられ、収納セミナーの講師やマンションの間取り提案・監修までもを行う収納のプロ。整理収納のプロ 中山真由美の片付け・整理・収納特集
アラウンド50のシニアでお片づけ?と不思議に思われる方もいるかもしれません。でも実はお片づけにぴったりの世代なんです。子育てが終わり、定年が近づいてきた人生の転換期であり、人生経験とともに持ち物も増えているのがシニア世代。そのままの状態でシルバー世代に突入すると、大掛かりなお片づけはなかなか面倒になってしまいます。体力も気力もまだ充実している今こそ、人生の後半戦を楽しむ準備をする、絶好のタイミングなのです。 さてあなたはお片づけが必要でしょうか。以下の項目をチェックしてみてください。
一つでも当てはまったら、あなたも「お片づけ時」です。
といっても、家中を一日で終らせるのはとてもムリ。くたくたに疲れてしまいますし、要る物と要らない物を判断する集中力も持ちません。そこで毎日使うところである、キッチン周りとクローゼットから始めてみませんか。どちらもまずは「一旦全部出してから始める」というのが、重要なポイントです。 キッチン 年を取るに連れて、だんだんおっくうになってくるのが家事です。特に毎日使い、洗って元に戻すカトラリー入れは雑然としやすいですし、調味料を入れておく棚は、同じ物を買ってしまったり、使いかけの物が場所を占領したりしまいがちです。
こういう袋物をつり戸棚に収納するときは、中が見やすく、取り出しやすい透明の取手付きのかごに収納しましょう。中に仕切りをつけて、立てて収納します。
取手付きというのは、実は大切なポイントです。 「あれはまだあったかな?」と買い物前に思ったときに、箱を両手で引き出すのは意外に面倒なもの。取手付きなら片手でさっと引き出せて、ひと目で確認が出来ます。引き出しの場合は中にカゴを入れ、やはり立てて収納します。
バブル時代のブランド服やバッグなどがクローゼットを占領していませんか。50代は体型も変化する時期。「まだ着られる」ではなく「これからも着たいか」を基準にして選びましょう。 まずはすべての服を出して種類ごとにまとめます。
同じアイテム、同じ色の物は古い物を捨て、汚れや虫食いはないか、じっくり見て処分を決めましょう。 そのまま捨てる事に抵抗がある場合は、ブランド買い取り店に査定を申し込んでもよいでしょう。いくらかのお金になれば無駄にならなかったと気持ちの整理もつきますし、査定0円ならば、捨てる勢いがつきます。
着ない服、持たないバッグを処分したあとのクローゼットは、かなりすっきりしているはずです。
シニア世代はここでもうひと技、ハンガーを同じ物にそろえて一新しましょう。 たかがハンガー、されどハンガーなのです。同じ高さ、幅で整えられた服は、クローゼットを開けた時の見やすさ、美しさが格段に違います。すっきり空いたスペースはそのままに。この空間が新たな詰め込みを防止してくれます。
お片付けは、ムリに捨てることではありません。思い出もそれにまつわる品も多いのがシニア世代。どれもとても大切なものでしょう。 使わない、けどどうしても捨てられないと躊躇する品などは、まずはクローゼットから出して袋に入れ、気持ちが落ち着くのを待ってもいいんです。もしくはトランクルームに季節ごとのものと一緒に保管し、入れ替えの季節ごとにそれについても考え、もういらないと気持ちが決まった時点で捨てれば後悔が残りません。
思い切って全部捨ててオールリセット、毎日きっちり片付けるというのは、若い世代なら可能かもしれませんが、シニア世代には持ち物の量的にも質的にも、また体力的にも大変です。 そこで私はお片づけのあとは、一日一カ所、5分の「ゆる片付け」をおすすめしています。数日、一週間とたつと、また散らかってくるのは、生活しているから当たり前のこと。だから「今日はカトラリー入れをきちんと整え直す」。「イスにかけっぱなしにしていた服をクローゼットに戻す」。その繰り返しで十分きれいをキープできますよ。
片付け=捨てる事ではありません、増えすぎてしまったものの中から、これからの自分にとって必要な物、大切な物を選ぶ作業です。 その選んだ物に囲まれて、人生の後半戦を過ごしやすくするというのが、シニア世代のお片づけの一番の目的です。物は使ってこそということを忘れずに、人生の次のステージを上質なものに整えてみましょう!
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