収納情報

お片付けコンシェルジュから見た よくあるお客様のタイプ


モノを多くため込んでしまう人は「未来不安型」と「過去執着型」の2つのタイプに分けられる

お片付けをお手伝いしている中でわかったのは、収納が苦手というより実は、モノがあまりに多すぎて収拾がつかなくなってしまっている方というのが一番多いのです。そして、そういう方には2つのタイプがあることもわかってきました。

ひとつは「未来不安型」。「これを切らしてしまったら大変」「念のため、もうひとつ買っておこう」とトイレットペーパーや調味料などのストックをどんどん買い込んでしまうタイプです。そのストックもあちこちに収納してしまうので、正確なストック数がわからず、さらに買ってしまうという悪循環に陥ってしまうタイプです。
もうひとつは「過去執着型」。これはもう使わない過去のものを捨てられずにため込んでしまうタイプです。主婦の方だとご自分が過去にバリバリと働いていた時に着ていたスーツやバッグ、靴。また自分が一番輝いていたと思われている栄光の時代の思い出グッズなどを、ずっと保管されている方が多いです。

どちらも今は使わないモノが多すぎて、使いたいモノ、必要なモノが収納できず、その結果それらを出しっぱなしにしてしまい、部屋が散らかってしまうという状態になっていました。
この二つのタイプにはそれぞれ解決方法があります。

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未来不安型の人の解決方法

今はコンビニもスーパーマーケットも近くにあります。もし夜にトイレットペーパーがきれても、翌朝には買いに行くことができます。近所のお店を我が家の冷蔵庫や倉庫だと考えるようにすると、過剰なストックを減らすことができますよ。
近所にお店が無くて、ストックがきれたら困ってしまうという方も、ネットショッピングでも翌日配送が増えているので、多くをストックする必要はありません。どうしても不安な場合は今使っているモノ+1を定数にしましょう。その+1を使い始めたらストックをひとつ買えばいいのです。またストック場所を一つに決めて、そこを確認すれば重複買いを防げます。

過去執着型の人の解決方法

考え方を未来型にチェンジしてみましょう。誰も過去には戻れません。待っているのは未来のみです。そのためには、まずはため込んでいる服やバッグをチェック。よく見ると色あせていたり、穴が空いていたり、革部分がベタベタになっていませんか? もう身に着けないものをしまっておいても、収納スペースを圧迫するだけです。思い切って処分をしましょう。
そして処分するだけでなく、同時に「今の自分に似合うモノ」を手に入れましょう。そうすることで、過去へのしがらみとすっきりサヨナラできます。もちろんそれも買い過ぎては意味が無いので、ひとつかふたつ、よく吟味して選びましょう。

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戻すのが面倒な「ちょい置きモンスター」にならないように

モノはそれほど多くないのに、なぜか部屋が散らかっている…。出したものを「あとで戻そう」と、近くのどこかに置いてしまう、そんな「ちょい置きモンスター」が自分だけでなく、家族もだと部屋はなかなか片付きません。

こういうお宅は、一緒にお片付けをしてモノに定位置を決めてあげると「こんなにすっきりするなんて!」と驚かれる方が多いのです。戻すのが面倒でちょい置きしないためには「簡単に戻せる定位置」を作ってあげるのがポイントです。
私たちがオススメしているのは、ワンアクションより少ない、ゼロアクションの収納。扉を開けるという動作ひとつでさえ億劫に感じるのが「ちょい置きモンスター」の特長なので、オープンな棚にオープンなボックスを置き、ゼロアクションでしまえる収納にするのです。これだけで家族で使うリビングなどは、驚くほどきれいになりますよ。

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洗剤を貯めこむ「いつかやらなきゃ派」

そしてお片付けの現場でよく発見されるものは、意外なことに「使いかけの大量の洗剤」なんです。しかも場所別、用途別にあらゆる種類のものが大量に揃っていることが多いのです。
これはお話を伺っていくうちにわかったのですが、「散らかっている、きれいにしなくては…」→「まずは掃除だ」→「そのためにはまずは洗剤を!」という流れで買われているようです。でも部屋が散らかったままだと、モノをどけるのが面倒なので、結局掃除はせずに、洗剤だけがたまっていく…ということに。
今は様々なところに使えるマルチな洗剤がありますし、古い洗剤は洗浄力も落ちています。大昔の洗剤は思い切って廃棄しましょう。そこにも収納スペースが生まれます。
洗剤のほかにたくさん発見されるのは、ガムテープ、電池、絆創膏などです。必要な時に見つからなくて買い…を繰り返しやすいアイテムです。これらも置き場所を決めれば、最初の一つを買うだけで済みますよ。

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収納しにくいモノワースト3

また伺ったおうちで「これどこに収納すればいいのかしら」と相談されるものがあります。そのワースト3をキッチンと玄関でそれぞれご紹介します。

キッチンのワースト3

★オーブンの天板…使わない時に邪魔になることが多い

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★タジン鍋…ふたの高さがあり、重ねられないのでしまいにくい

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★シフォンケーキの型…大きいけれど重ねられない&たためないので邪魔

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収納しにくいモノワースト3

また伺ったおうちで「これどこに収納すればいいのかしら」と相談されるものがあります。そのワースト3をキッチンと玄関でそれぞれご紹介します。

玄関のワースト3

★自転車のレインカバー…フレーム付きでたためないので場所を取る

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★子供の遊具…ローラーブレード、キックボード、一輪車などかさばるモノが多い

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★ブーツ…型崩れするので曲げられず、しまいにくい

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大きなモノは、買う時に本当に我が家で収納できるのか、考えてから購入することが大切。不要なモノが多いなら、それを処分すれば収納スペースが生まれます。ただしお子さんに関するアイテムのなかには「いずれ下の子が使うので、とっておきたい」というものもあると思います。そういうものは、トランクルームを利用するのもおすすめです。お下がりの服や靴などは、押し入れにいれっぱなしにするよりも、空調設備の整ったトランクルームのほうが良い状態で保管できるからです。
限られた家の収納スペースに、実はいらないモノをしまいこみ、本当に収納すべきモノがはみ出ていないか、我が家をチェックしてみましょう。

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