引っ越しは、新しい生活へと踏み出す絶好の機会です。このタイミングで断捨離を取り入れることで、スムーズな移動と選び抜かれたモノとの新生活を実現できます。
今回は引っ越しを機に断捨離を始めるための具体的なステップと、トランクルームの効果的な使い方についてご紹介します。
ステップ1:引っ越し前 断捨離の準備
まず、引っ越し前に計画を立てることが重要です。以下のポイントを押さえて準備を進めましょう。
①分別リストを作成する
引っ越し先で必要なモノ、不要なモノ、未定のモノ、ざっと今所有するモノの分別リストを作成します。
これにより、全体の見通しが立てやすくなります。ここで重要なことは、「使えるモノ」でも「今の私、新しい住まいで必要ないモノ」は「不要なモノ」であること。この判断と決断がとても重要です。
ステップ2:断捨離の実践
実際に断捨離を進めていきます。
①「不要なモノ」と判断したモノを処分する。
地域のゴミ収集分類にしたがって始末します。特に引っ越しでは大型ごみ、粗大ごみ、業者回収ゴミがでます。面倒くさい作業ですが、早めに着手し、回収予約をしましょう。
②「未定のモノ」と向き合う
「未定」と判断・決断を先送りしたモノと向き合ってみましょう。モノへの気持ち、考えを自分自身に確認していきます。新しい生活へ踏み出すことを念頭におき、そのモノとの関係を終わらせること、お別れも新生活、前に進むには必要なことです。モノを始末することは、モノだけではなく、モノに関わる記憶・経験・感情等も一緒に一区切りをつけること。
生活の一区切りのタイミングをつかって、それらも整理するよい機会です。ここでは、モノの整理というよりも心の整理、心の断捨離を行います。
ステップ3:トランクルームの利用
上記ステップ2でそれでも新居で未定、もしくは判断・決断には至らなかったモノ。それらは迷った、判断できなかった時点で実は不要なモノ。でも、関係を終わらせずにいたいという思いがあるものでしょう。それらを新居に持ち込むのもいいですが、思い切っていったんトランクルームを活用してみるのもおススメです。
一旦、距離をとってみるのです。引っ越しを優先させ、理想の新生活へと日常生活を整えたら、改めてゆっくりとトランクルームに保管したモノと向き合ってみます。新しい生活がスタートし、考え方、感じ方、モノの見方が変わるかもしれません。むしろ、離れてみたからこそ、大切なモノだった、とこれまでを振り返り反省するかもしれません。どうしても迷うモノと場所と時間、ひと手間をかけて向きあってみるのもいいでしょう。ただし、注意したいのは、保管していることを忘れないこと。モノから逃げないこと。保管したまま見向きもされないのではモノも可哀想ですから。
引っ越しは新しい生活のスタートです。このタイミングで断捨離を進めることで、心地よい生活空間を手に入れることができます。
けれど、これまで使用してきたモノ、もう使わなくなったモノなどを処分と判断・決断が難しいと感じた時。
そのまま思考停止になり、結果、梱包して新居に持ち込み、開かずの段ボールとして新居の空間に何年も居座る・・なんてことがあっては新生活が残念。引っ越しのタイミングでの断捨離はスピードが勝負でもあります。すぐに判断・決断ができないモノたちは、一旦トランクルームを活用し、一旦離れ、改めて新生活に必要なモノなのか、モノに向き合われてみてはいかがでしょうか?
大事なことは、引っ越しが終わったら先送りせずにモノに会いに行くこと、忘れないでくださいね。