収納情報

湿気が気になる五月人形・ひな人形の保管方法

1年に一度お目見えする節句人形たち・・・その扱いは繊細ですよね。
おじいちゃん、おばあちゃんからの贈り物だったり、記念のモノなのでどんなにかさばっていても押入れの奥にみなさん大切に保管していることと思います。
来年また美しい姿で会えますように・・・と。

1.いつしまったらいいの?
「ひなまつり」や「端午の節句」が終わったら、お天気の良い乾燥した日を選んでしまってください。お天気の悪い日は湿気が多いためカビの原因となるおそれがあります。

2.何を使って掃除したらいいの?

お人形についた埃を羽はたきで優しくはらいます。お顔についた埃は綿棒などを使って取り除きます。この時、手で取ることはしないでください。手や指にはあぶら分があるので、デリケートなお人形の顔にシミが付いてしまうことがあるからです。「人形は顔が命」ですからね。
また、持ち道具や鍬形なども乾いたやわらかい布などできれいにしておきます。


3.人形はそのまましまっていいの?
埃がついたり傷がつくのを保護するために、お人形の顔は綿や柔らかい布かティッシュペーパーなどでふんわりと包みましょう。かぶせるときに、髪の毛がくずれないように注意が必要です。
胴体も同じように包んでおきましょう。着物の裾はシワになりやすいので気を付けてください。
埃を取り終えたら袋にしまいます。購入した際に入っていたものを使用するのがよいでしょう。

4.箱に入れるときの注意点は?
最後に箱に収納します。袋に入れたお人形をそっと入れてください。箱と人形の間にできた隙間には、紙を丸めて入れておきましょう。箱の中で動いてお人形が壊れてしまうのを防ぐためですので、柔らかくふわっと詰めておけば問題ありません。ちなみに、使用する紙は新聞紙のようにインクが色移りする可能性があるものは適しません。


5.防虫剤はいれてもいい?

箱のふたを閉める前に、防虫剤を少しだけいれます。人形の上ではなく隅の方においてください。最近は、人形専用のものもありますので、いろいろ探してみてください。
ただし、種類の異なるものを複数使用すると化学反応を起こして変色の原因にもなるので要注意です。

さあ、これで来年までお別れとなります。お人形の入った箱の保管場所としては、風通しがよく湿気の少ない場所が適しています。例えば、押入れならば上段か、タンスの上の方に置くなどお人形には大敵な湿気がないところを選びましょう。乾燥しているからといって、直接日が当たる場所などはNGです。

部屋を見回して、適した場所がなかったり、他の荷物が多くて保管場所が確保できない場合もあることでしょう。 そんな時は、1年中空調がしっかり完備しているトランクルームを使用してみるのも良いアイデアです。 最近では、セキュリティもしっかりし、家で保管するよりも環境が良いといわれているところもあります。 しっかり施設やサービスを比較してから選んでくださいね。

では、来年またひな人形や五月人形と再会できるのを楽しみに・・・

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