収納情報

ミニマリストとは?シンプルな生活のメリット・デメリットやモノ選びの基準を解説​

現代は便利さが増す一方で、モノや情報が溢れ、何が本当に必要なのか見極めるのが難しくなっています。そんな中、モノを減らしてシンプルな生活を送る「ミニマリスト」に注目が集まっています。

ミニマリストになるには、ただむやみにモノを減らせばいいわけではありません。むしろ、目的を考えずにモノを減らすと、生活の質を落とすだけになるおそれがあります。

この記事ではミニマリストとは何かを解説し、ミニマリストとして生きることのメリット・デメリットについても詳しく紹介していきます。

ミニマリストとは

ミニマリストとは、必要最低限のモノで生活する人のことを指します。これは単に節制を意味するのではなく、自分にとって本当に必要なモノだけを手元に置き、モノに縛られないシンプルな生活をするという考え方です。

シンプルな生活を実践することで、部屋をすっきりさせるだけではなく、不要なモノに捉われない精神的なゆとりを持つことで、幸せに過ごすライフスタイルです。ミニマリストの考え方に触れることは、不要なものを手放してシンプルに生きるきっかけになるかもしれません。

一方、ミニマリストの対極にあるのがマキシマリストです。マキシマリストは多くのモノに囲まれて生活する人々を指し、好きなものに囲まれることで幸せを感じます。ミニマリストとは異なる視点から、充実した生活を楽しむスタイルです。

ミニマリストになるメリット

ミニマリストの基本は、自分が心から必要とするモノ以外は減らしていくことです。ここでは、ミニマリストのメリットを項目別に解説していきます。モノを減らすことによる意外なメリットもありますので、参考にしてください。

家の中がすっきりする
上述のとおり、ミニマリストになれば自ずとモノが減ります。その分、空間ができるため、床や壁が見えて家の中がすっきりするでしょう。家の中がすっきりすれば、視覚的なストレスが減って快適に過ごせるかもしれません。

また、ミニマリストの中には、不要と判断したモノをメルカリなどで売るために、トランクルームを在庫置き場として利用する例もあります。トランクルームに保管しておけば、家に大きなスペースを確保する必要がなく、売れたタイミングで取り出して送ることができるので便利です。

好きなモノが明確になる
ミニマリストになると、好きなモノが明確になるといわれています。必要最低限のモノしか持たないため、取捨選択の過程で自分にとって本当に必要なモノと向き合うことになるからです。

その結果、自分の価値観や好みがより明確になり、好きなモノや不要なモノの区別がはっきりします。このように考え方がクリアになることで、よりシンプルな生活を実現しやすくなるでしょう。

家事の負担が減る
たくさんのモノに囲まれていると、その分だけ掃除や洗濯、料理などの手間が増えます。しかし、モノが少なければそれに比例して家事の負担も減るため、日々の家事を効率化しやすくなるでしょう。

たとえば、以前は食事の際に一人あたり3枚のお皿を使っていたとしても、モノを減らしてワンプレートで済ませるようにすれば、皿洗いが楽になるでしょう。

このように、ミニマリストになることで家事が楽になり、生活上のストレスも減らすことができます。

無駄な買い物をしなくなる
買い物に行くと、店頭の商品が魅力的に感じ、予定外の衝動買いをしてしまうこともあるでしょう。

しかし、ミニマリストになると自分に必要なものが明確になるため、このような浪費を防ぐことができます。モノを減らす過程で、自分の好きなモノや必要なモノがはっきりと分かるようになるからです。

無駄な買い物をしなくなることで、好きなことにより多くのお金を使えるようになり、生活が豊かになるでしょう。

ミニマリストになるデメリット

ミニマリストになると、モノを減らせるだけでなく、様々なメリットが得られることは上述のとおりです。

しかし、ミニマリストにはデメリットや注意点もあるため、いきなり実践しようとしても上手く対応できないことがあります。ここからはミニマリストのデメリットを解説していきますので、参考にしてみてください。

また、ライフスタイルを変更する際、部屋のモノをすべて処分する前にトランクルームに保管してみるのもひとつの手段です。ミニマリストのデメリットに対するトランクルームを利用した解決策もあわせて紹介します。

捨てることを優先しやすくなる
モノを手放すことを優先する過程で、好きなモノや嫌いなモノに関係なく捨ててしまう癖が付く可能性があります。冒頭で触れたとおり、ミニマリストはむやみにモノを減らしているわけではありません。

何でも捨てる癖が付きそうな場合は、捨てるか悩むモノをトランクルームに一時的に移動させるといいでしょう。そうすることで、時間を置いて冷静に考えられるため、本当に必要なモノを捨てずに済みます。

不便を感じることもある
災害時の備品や食品のストックなどを手放してしまった場合、不便になることがあります。
緊急時に対応できなくなる可能性があるため、災害などを想定した必要最低限の備品や食品は備えておくことをおすすめします。

なお、収納スペースの兼ね合いから自宅保管を避けたい場合は、トランクルームを利用するといいでしょう。キュラーズのような24時間いつでも取り出し可能なトランクルームもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

他の人と価値観が合わなくなる可能性がある
モノを減らして、最低限のモノで生活することに慣れると、人によっては他の人と価値観の違いが出てくることがあります。特に、一緒に住む人と価値観が合わなくなった場合は、互いにストレスを抱えるようになってしまいます。

その場合は、トランクルームにモノを分けて保管するのが効果的です。たとえば、家族がまったくモノを捨てられないタイプでも、トランクルームへの一時保管を提案すれば折衷案になるでしょう。

このように、同居人との価値観の違いが生じても、トランクルームを活用することで理想のライフスタイルをすり合わせることが可能になります。

ミニマリストのモノ選びの基準

それでは、ミニマリストはどのような基準で自身にとって必要なモノを見極めているのでしょうか。ここからは、ミニマリストのモノ選びの基準を4点解説していきます。

ベーシックなモノ
ミニマリストは流行りのモノではなく、時代を問わず長く使えるモノを選ぶ傾向にあります。たとえば衣類の場合は、トレンチコートや白シャツ、デニムパンツなどが代表的です。色についてもモノトーンを中心にそろえれば、流行や時代に左右されにくいでしょう。

流行を追いかけてしまうとどんどんモノが増えるため、なるべく日常使いが可能なシンプルでベーシックなモノを選ぶことが大切です。

長期間使用できるモノ
ミニマリストは必要最小限のモノで生活するため、ストック品を持たないことが多いです。
そのため、壊れやすいモノを使用していると、新しいモノに買い替えるまでの生活が不便になってしまいます。

たとえば、仕立てが荒いシャツを買ってしまった場合、1枚しか持っていなかったら糸がほつれた際にすぐに代替のシャツを用意するのは難しいでしょう。

したがって、ミニマリストにとっては質が高く耐久性のあるモノを選ぶことが大切です。長期間使用できるモノを選ぶことは、ミニマリストにとって重要な基準の一つといえます。

複数の役割をこなせるモノ
ミニマリストは、一つのアイテムで役割を兼用できるかどうかにも着目しています。複数の機能が付いていれば、その分だけ持ち物を減らすことができ、収納面でも楽になるためです。

たとえば、充電器にはUSB-AやUSB-C、Lightning端子などがありますが、これらのケーブルをひとつの充電器でまかなえるモノもあります。このように「ひとつで複数の役割をこなせるモノ」を使うことも、ミニマリストのモノ選びの基準です。

マルチアイテムは、すぐに一部の機能が失われてしまうと意味がないため、なるべく良質なモノを選びましょう。

心から好きなモノ
自分が心からときめくモノを選ぶことも、ミニマリストとして大切な判断基準です。たとえ他人から見れば「時代遅れ」「年齢不相応」と思われるようなモノであっても、所有者本人が心から好きであれば問題ない、という考え方です。

心から好きなモノは自分にとって本当に必要なモノといえます。そういったモノを手元に置くことで、シンプルな生活の中に彩りが加わります。

まとめ

ミニマリストの目的は、ただモノを捨てて部屋を簡素にすることではなく、本当に必要なモノだけを残してシンプルで幸福感のある生活を送ることです。その点を考慮せずに捨てることを優先してしまうと、生活が不便になって息苦しくなるおそれがあります。

ただし、自分が本当に好きなモノを見極めるには時間を要するかもしれません。そのようなときは、ミニマリストになるための最初の一歩として、トランクルームを利用するのもおすすめです。

キュラーズは、全国の主要都市に多数の店舗を展開する業界最大手のトランクルームです。豊富な収納サイズをご用意しているため、ニーズに合ったサイズ選びができます。

また、24時間いつでも利用可能なので、急に荷物の出し入れが必要になっても心配ありません。さらに、トランクルーム内は空調管理の行き届いた快適な環境を維持しており、大切な荷物を良好な状態で保管することができます。

ミニマリストのデメリットとしてご紹介した点は、どれもトランクルームを利用することで解消できるものばかりです。ミニマリストの生活が自分に合うかどうか、トランクルームを利用しながら試してみてはいかがでしょうか。

その他の記事

収納ノウハウ

  • X
  • Instagram

ページトップへ