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整理収納アドバイザー/お部屋と心のカウンセラー 中山真由美(なかやままゆみ)
日本テレビの「深イイ話」やNHK「あさイチ」にも出演した、今注目の整理収納アドバイザー。その他テレビ・雑誌にも多数取り上げられ、収納セミナーの講師やマンションの間取り提案・監修までもを行う収納のプロ。整理収納のプロ 中山真由美の片付け・整理・収納特集
私たちがお片付けに伺うお家で、必要以上に数があり、処分するモノのナンバーワンは…実はタッパーなんです。大抵の方が、大小合わせて20個は持っていますし、多い方だと30個以上持っていらっしゃる方も。しかもそのほとんどがしまいっぱなしで、収納スペースを占領しているだけの無駄な存在になっています。 まずは、持っているタッパーすべてを出してみましょう。 そして変色しているもの、ふたが無いもの、食べ物の匂いが移ってしまっているものは処分です。また、セット物で買ったタッパーのなかで、使わないサイズのものも処分しましょう。セットのすべてを揃えておく必要はないのです。一度も使っていないサイズはこれからも使いません。思い切って手放しましょう。
不要なものを処分したら、次は「いつも使うもの=定数量」を見つけましょう。これに1~2個プラスした量があれば、日々使う数としては十分です。お家によって、よく使うタッパーの大きさや個数は違ってきます。 我が家にはどのサイズがいくつ必要なのか…それは冷蔵庫を見ればわかります。実際に使い、冷蔵庫に収まっているタッパーたちが、レギュラーで使っているタッパーなんです。少し数は多めでも、たとえば10個でうまく回しているならば、その10個が定数量になります。
整理をしてみたら古いものばかり。いっそ新しいものを買いたいけれど、どんなものを買えばいいのかわからない…これもお片付けをお手伝いしているときに、お客様からよく伺う話です。 なかなか壊れないものなので、買う時はしっかり吟味したいですよね。そんな時、私がおすすめするのは四角くて、側面が透明で、重ねられるタッパーです。 丸いタッパーはよく見かけますが、四角い冷蔵庫の中にならべて置くと隙間ができてしまい、空いたスペースがもったいないのです。その点、四角いものは隙間なく並べられるので、冷蔵庫内のスペースを最大限に活用できますし、見た目もスッキリきれいです。また四角形なら、大小をパズルのように組み合わせるもの簡単になります。 側面が透明なものがよい理由は、中に何が入っているか、残量はどのくらいかが外から確認できるからです。さらにきっちりスタッキング(重ねること)ができると、冷蔵庫内のスペースを有効活用できます。
四角くて、側面が透明で、重ねられる…実はそんな理想のタッパーを、KEYUCAさんとインブルームが一緒に商品開発して作りました! サイズは大と小の2種類。正方形の小を、長方形の大のちょうど半分のサイズにしているので、この二つを組み合わせると、ぴったり収まります。またふたのつまみは、押し込んでフラットにできるタイプにしたので、グラつくことなくきっちりスタッキングできます。
また、容器の透明度をかなり上げました。とてもよく見えるので、外から見て中身が一目で確認できます。このような工夫があると、狭い冷蔵庫の中での使いやすさがぐんとアップするんです。 さらに容器に入れたまま、冷凍はもちろん、レンジも食洗機もOKですから、使い勝手も◎。
プラスチックのタッパーは軽くてお手頃な価格で買えるので、とても重宝します。これに琺瑯やガラスの保存容器をプラスすると、使用用途がさらに広がります。 琺瑯の容器は側面から中身を確認することはできませんが、見た目がおしゃれで、そのまま食卓に出しても見栄えがいいのが特徴です。 あえて中身は見せたくないという方は、こちらを使うのもおすすめです。ただふたを開けなくても中身がわかるよう、ラベルは必ずつけましょう。油性ペンで側面に文字を書いても、中性洗剤とスポンジで洗えば落ちる、という便利な琺瑯もあります。こちらは側面から中が見えない分、冷蔵庫を開けた時の印象がスッキリします。ガラスの保存容器は琺瑯よりもさらに食器っぽさがあるので、そのまま食卓に出してもさまになります。ガラスも琺瑯も、プラスチックに比べると扱いには多少注意が必要ですが、おしゃれな食卓を演出することができるので、おすすめです。
タッパーの収納する場所を、シンク上の吊戸棚にしている方が多いのではないでしょうか。軽いものなので、目線より上の棚に収納するのは正解です。 ですが、欲しいサイズをワンアクションで取り出せるようにしておくには、そのまま入れておくのではなく、吊戸棚ストッカーに入れての収納がベスト。ひとつのストッカーに収まらない場合は、同じサイズのものをまとめて、ふたはふた、容器は容器にして重ねて入れると、場所を取りません。
どのご家庭にも必ずあると言ってもいいタッパー。ふたをした状態で収納していると場所も取りますし、使わないものをしまいっぱなしにしていると、キッチンの収納をかなり無駄にしてしまいます。 最近は使いやすくおしゃれなデザインのものも増えています。 この春、おうちのタッパーを見直してみませんか?
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