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整理収納アドバイザー/お部屋と心のカウンセラー 中山真由美(なかやままゆみ)
日本テレビの「深イイ話」やNHK「あさイチ」にも出演した、今注目の整理収納アドバイザー。その他テレビ・雑誌にも多数取り上げられ、収納セミナーの講師やマンションの間取り提案・監修までもを行う収納のプロ。整理収納のプロ 中山真由美の片付け・整理・収納特集
旅の支度をするとき、何から準備を始めていますか? 目の前にスーツケースがあるので、着替えや化粧品、常備薬、靴…と必要なものを思いつくままに詰めていないでしょうか。この詰め方だと、旅先のホテルですべてアンパッキングするときにはいいのですが、空港で預ける直前に取り出したいものがあったときに困ります。 「目薬がない…」「現地のお金、どこにしまったっけ?」と、空港のカウンター前で中身を全部出す…ということにならないよう、まず最初に「スーツケースにしまわないもの」をパッキングしましょう。
【機内で使うもの】 機内の乾燥対策のリップクリームや目薬、スリッパ、ネックピロー、アイマスク、書類記入用のペンなどをひとつの袋(左上)にまとめます。これを機内持ち込み用のバッグに入れます。
【現地の通貨】 スーツケースにお金を入れるのは、盗難・紛失の原因になるのでおすすめできません。ツアーの旅行などでは、スーツケースはホテルへ直行し、人は観光へということも多いので、現地の通貨はすぐ出せるよう日本円とは別にしておきたいもの。お財布の中で分けているといつのまにかごちゃごちゃになるので、現地の通貨は財布から出し、ビニールポーチに入れましょう。汚れたときに心置きなく捨てられるので、100均ショップのチャック付きケースが便利です。
スーツケースを開いた状態でパッキングするとき、どの部分が下になるのか考えずに詰めている方が意外に多いです。実はスーツケースは、重いものほど下に詰めたほうが移動するときの操作がスムーズになります。 なので、パッキングする前に、どの位置が下になるかを考えながら詰めましょう。下の位置にはデニムや靴など、重いものを。
スーツケースより小回りが利き、機内持ち込みができるサイズも多いので、愛用されている人も多いのがキャリーケースです。キャリーケースの場合、ハンドルのポール部分がケースの中で凸凹を作り、モノを入れにくいのが難点です。 この状態で服を入れると段差でシワがついてしまうので、ポールの両側に同じ高さになるようモノを入れ、フラットにしてから収納しましょう。 私は両側に袋に入れたダウンとドライヤーをいれ、ポールの上にタオルを敷いて高さをそろえています。こうすると、セーターなどをおいてもフラットな状態をキープできます。
ジップロックなどのファスナー付きビニール袋を、旅支度に利用する方は多いですよね。ハンドタオル、靴下、下着などアイテムごとにパッキングしておくと、すぐに見つけられるのでとても便利です。入れるものの大きさに合わせてサイズを選ぶと、無駄なく収納できます。袋の空気はしっかり抜き、厚みも最小にしましょう。
基本的にはアイテムごとにパッキングしますが、コーディネートが決まっているならそのコーディネートごとパッキングするのもおすすめです。こうしておくと、その袋を開けるだけでいいので、毎日の身支度の時間がかなり短縮できます。 この日は海、おしゃれしてディナー…など、予定が決まっているなら日付と目的を書いておくといいですよ。 お子さんの旅支度をしてあげるときにも、この方法はとてもおすすめです。
お子さんは帽子や手袋、マフラーなどを、ついついリビングなどに置きっ放しにしがち。それを防止するには、お部屋に一時置きボックスを作るのが有効です。フタがないオープンなものなら帰宅してここに入れるだけなので、お片づけの習慣が自然につきます。
シャツやワンピース、スラックスなど、シワをつけたくない服を持っていくときのたたみ方をご紹介します。 【1】背中を上にして、両袖をたたみます。たたんだ幅に合わせてタオルを筒状に巻き、折り目をつけたくない場所に置きます。
【2】すそ側をタオルの上に重ねます。
【3】最初に置いたタオルの手前に、同じように巻いたタオルを置きます。
【4】襟側を二つ目のタオルの上に重ねて完成です。
スーツケースやキャリーケースは場所をとるので、使わないときの収納場所に困ります。一番良いのはクローゼットの奥のコーナーです。デッドスペースなので、使用頻度の低いモノを置くのにピッタリです。あまり奥にしまい込むと、どこにしまったか忘れてしまい、いざ使うときに探すことになるので、奥のほうでちらりと姿が見えるくらいがベストな収納です。
お家によっては、すでにこのスペースにゴルフバッグやヨガマットなどが収まっていたり、そもそもスーツケースを置いておくスペースがないという場合もあります。 年に数回程度の利用なら、トランクルームを利用するのもよいでしょう。スーツケース類に限らず、季節ものの家電やアウトドアグッズなど、1年の中で一定期間使わない大きなものは、家の外で保管したほうがお家の中がすっきりします。 トランクルームに何を収納しているかはメモしておき、年に一度は要不要の確認を行いましょう。 入れ方、仕分け方次第で、旅先でのアンパッキングや帰ってからの後片付けは、とても楽になります。お手持ちのスーツケースを最大限に利用できるよう、ご紹介したたたみ方やしまい方で、ぜひ荷造りをしてみてください。
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